2006年に「育つ家」という商品化住宅の開発が行われた。住宅を商品として販売するので、ある程度規格化された建物の設計や、販売する際のブランディングが求められた。当方は主にブランディングのデザインで関わり、ロゴの開発やブランドカラーの選定、各種販売促進ツールのデザインなどCI全般を行っている。
「育つ家」と命名されたこの商品化住宅は、若い夫婦を主なターゲットとし、ローコストで必要最低限の間取りや機能を備えた家を購入し、後々ライフスタイルの変化に伴い家を増改築していくというシナリオとなっている。よって、プランは最初から増改築を前提としており、どのように変化できるかということも想定してデザインしてある。また、このような変化を「育つ」というキーワードに転化し、そのことを分かりやすく各種ヴィジュアルで表現している。
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2007年
グッドデザイン賞 受賞(建築・環境デザイン部門) |