京都の器ブランドOKUの器のデザインを行った際に、一通りの商品ラインナップが揃った段階で商品カタログ(パンフレット)のデザインを依頼された。
OKUの器は、特に様式を規定していない現代的なデザインである。だがどことなく和を感じさせるたたずまいであり、日本料理が映える器を目指している。そして、器自体は主張しすぎないように留意してデザインしてある。
本パンフレットは商品カタログであると同時に、新たに立ち上がったブランドであるOKUの世界観を簡潔に表現することを目指している。なので商品カタログではあるが、器そのものの物撮りではなく器に料理を盛ったイメージとしての写真の比重を大きく用いている。料理を盛ってはじめて完成するOKUの器。その世界観やブランドコンセプトが落とし込まれたカタログである。
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