プランの中央に配された芯壁は、バランスよく全体の荷重を負担する。剛性が大きく異なる木造とRC造が平面的に混在した建物は、水平構面による水平力の伝達が要となる。そこで、水平構面の剛性とせん断耐力を確実にするため28mm厚合板による床構造とした。解析は水平構面の剛性も適切にモデル化した3次元モデルを作成、剛性の違いによるねじれ変形も考慮し設計している。
1FはRC壁が余力として働き耐震性を向上させ、2Fはハイサイドライトを設けることで屋根を浮かせ、屋根と外周部の壁を切り離している。よって2F上部の水平力はRC壁のみで負担する構造となっている。 |