高知県香美市の公立図書館のサイン計画。
書籍を想起させるやや縦長のプロポーションを基準として、ロゴやピクトグラム、オリジナル書体のすべての要素はデザインされている。
また空間を特徴づけるの6つの円で構成される平面計画を手かがかりに、各エリアカラーを設定してサイン化した。色とりどりのエリアを子どもたちは散策し、楽しみながら直観的に本を探すことができる。
ロゴを用いた館名サインは、書籍プロプーションを用いながら、敷地のすぐ横を走るローカル線の鉄道車両を想起させる楽しげな配置である。館内入ってすぐに目に入るフロア案内サインは白く象徴的な「かたまり」としてデザインし、エリア案内サインは柱から突き出して空間に浮かぶようなサインとなっている。
同一プロポーションのマークや文字たちは空間にヴィジュアル的統一感を生みながら、これらの特徴的なデザインのサインを通じて利用者たちに「かみーるらしさ」を醸成する。 |