大阪・難波の地下街「なんばウォーク」にある珈琲喫茶のファサード改装計画である。
店外から店内に向かって少し内側に傾けた壁面を2面配置することで、店の奥へ誘導するトビラのような印象を与えると同時に、広角に訴えることが可能となり、ファサードの小さな立面で効率的なアピールを行っている。
壁面には大小ランダムにマドのような開口部を設け、そこには適宜様々なディスプレーがされていく。また、壁面全体はあえて色調を落とし、ポコポコとしたマド部分のみを点々と発光させている。
このようにエリカのファサードは、人の興味を店の奥へ奥へと誘導していくデザインとなっている。周辺店舗が煌々とした光で前へ前へアピールする中、奥へ引き込むデザインは逆に周囲から目立つ存在となるだろう。
また、他に看板、タペストリー、ロゴなども同時にデザインし、ファサードのアピールを補強している。
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