京都の和食レストラン「AWOMB(あうーむ)」の押寿司のパッケージデザインである。「今までにない斬新な寿司のパッケージをつくりたい」という要望があった。
そこで、上面も側面も美しい彩りの寿司を様々な方向から鑑賞できるショーケースのようなイメージでデザインを行った。寿司を置く段を3段設け、それぞれの段に4カンずつ計12カン配置し、それらを半透明のシートで包んだ白いキューブとなっている。
3段共全て同じ規格にすることでコストを押さえ、配置する向きを変えることでリズミカルに見せる。それぞれの段は、ただ並べて置いているだけで接着はしていない。非常にシンプルな構成である。
パッケージから寿司を取り出す際は、半透明の箱全体を引き抜いてそれぞれの段を広げるか、上蓋だけ開けて上の段から1段ずつ取り出すことも出来る仕様である。
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